国保の軽減を

 3月11日の一般質問では、国民健康保険の軽減制度を求める質問をしました。今回の議会には、値上げの中止を求める請願が出されているので、「値上げしないでください」という一般質問はできません。なので、所得の少ない人などの負担を軽減することを求める質問を射ました。

 春日井市では、来年度から国保税を毎年およそ10%ずつ値上げして、4年かけて1.4倍にすることが狙われています。 

 「こんなに値上げされたら払えない」という声が上がっています。特に個人事業主の方は、去年から始まったインボイス制度で税負担が増えています。ここに国保の大幅値上げは大きなダメージになってしまいます。そもそも、国民健康保険は社会保障制度ですので、国保税を払ったら生活できなくなるような金額を設定することがあってはなりません。

 軽減制度を作ることについては「負担を軽減するための税金投入(法定外繰り入れ)をやめることを国から求められている。軽減制度はこれに該当するからできない」という内容の答弁。

 しかし、この法定外繰り入れをやめることはあくまで任意で、強制力はありません。さらに言えば、法定外繰り入れに当てはまらないやり方で負担を軽減することもできます。

 つまり、市の判断で負担を軽減することはできるということ。

 春日井市がやろうとしているのは、値上げだけして負担軽減のための制度は作らないということ。

 「低所得者に配慮した内容となっている」とも答弁されましたが、「配慮」したところで、大幅値上げで生活が圧迫される事実に代わりありません。値上げをしないことが最大の配慮です。

国保税の値上げには反対します。

日本共産党 春日井市議会議員 原田ゆうじ

日本共産党春日井市議会議員の原田ゆうじです。 主に市内の動きや、活動報告などをしていきたいと思います。

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